当協会は屋根技能者だけではなく塗装技能者や建築技能者など、建築に関わる技能者にストーンチップ(石粒付きガルバリウム鋼板)によるカバー工法の技術指導と、高耐久塗料による塗着補強の技術指導を行います。協会指定材料および工法には、製造元・販売元との取り決めにより耐風保証を付与します。将来的には協会独自の保証・保険制度を構築し、会員の施工品質を担保します。
また、協会が率先して大手ビルダーや不動産会社および再生エネルギー関連企業に、ストーンチップ(石粒付きガルバリウム鋼板)によるカバー工法並びに高耐久塗装補強の普及活動を行い、需要創造に努めます。
現在もっとも気象被害の影響を受けにくいストーンチップ(石粒付きガルバリウム鋼板)は、1枚ごと複数のネジで固定するため実験では風速70mまで耐えることができます。また軽量であるため建物の重心が低くなり、地震の揺れに遠心力がかかりにくくなります。このように自然災害に耐えうる屋根材と、その効果が持続できる適切な施工法との組み合わせを検証し、協会会員を通して市場への普及を図ります。
スレートやセメントおよび金属系の屋根は、通常10年ごとの表面塗装と20年〜30年ごとの葺き替えが必要です。しかし、ストーンチップ(石粒付きガルバリウム鋼板)はメンテナンスフリー。再塗装も葺き替えも不要です。さらに凹凸のない平らな屋根に対しては、そのまま重ね葺きができるので既存屋根の撤去と廃棄にかかる費用が不要です。屋根リフォームに際しては、屋根材の価格だけではなく、施工費とメンテナンスコストも含めて判断すべきで、当協会は屋根材と工法の経済性も検証し、その普及に努めます。
屋根の全面リフォームを求めないエンドユーザーや、部分的な補修で解決できる物件に対しては、当協会オリジナルの高耐久塗装補強によって原状復帰を果たすための施工指導ならびに材料提供を行います。
精神面や衛生面から災害時にも在宅を希望される方が増えています。屋根さえ無事ならその選択も可能ですが、それも電気が使用できてのこと。当協会は太陽光発電システムの第三者保有モデルを活用し、災害時でも電力を確保できる住まいづくりを支援します。さらに、太陽光パネルの設置時に起こる屋根材や防水シート破損への対策も協会会員に指導します。